家庭料理の茶碗蒸しは、陶器で

家庭料理は、誰もが作れる簡単な物から少し手間を掛ける物まで、色々あります。料理は作ればいいというものでもなく、味や彩り、陶器に至るまでトータルで味が決まります。お弁当でも、玉子焼きや揚げ物などだけでは、茶色中心のおかずになってしまい、食欲がわかないでしょう。それに、野菜類のアスパラやホウレンソウのおひたしをプラスするだけで、彩も良くなり美味しそうに見えます。冬にピッタリの茶碗蒸しは、美味しい玉子料理の定番です。

お出汁をとって、キヌサヤやゆりね、しいたけ、鶏肉など、具材も結構あって、手間も掛かります。地域によって味付けは変わるようですが、玉子とお出汁の量の配分で出来上がりは違ってきます。少し出汁を多い目にして、玉子を控えた方が余り固くないプルンとした感じになります。これも好みでしょうが、やはり柔らかい方が口当たりも良いでしょう。そして、大事なのは、蓋つきの茶碗蒸し用の陶器で作ることです。

陶器はとても大きな役割を持っていて、特に日本料理には欠かせないものです。同じ味でも、紙コップで飲むコーヒーと陶器のコーヒーカップで飲むコーヒーの味が違って感じるのは、陶器の存在が大きいからでしょう。勿論何でも中身が大事ですが、見た目が一役買うということもあるのです。